自然乾燥の工程をじっくりと時間をかけて段階的に行い、約10年間自然乾燥させた材を加工しておりますのでとても割れにくいです。
長い丸太の状態で1年、2尺(約60cm)に玉切り後に1年、さらには仕上がりに近い大きさの荒掘りをしてから8年自然乾燥させた材料を加工したものですのでとても割れにくいです。
臼材の乾燥で最も重要なことは、「荒掘り後、1年以上自然乾燥させること」ですが、この臼は荒堀り後8年乾燥させていますので材がとても安定しています。
そうすることで、完成後の割れをかなり抑えることができるのです。
荒掘りせずに、「一発掘り(一度の掘り加工で穴面を完成させること)」で仕上げると内部はほとんど乾いていないので完成後に大きく割れやすいです。
(これはロクロ加工を行う丸盆や棗、茶筒などすべてのロクロ加工製品に共通したことです)
今後は良い保管管理をしてやれば縁や外周が割れることはないでしょう。
例えば3年乾燥材(荒堀り後は1年間の自然乾燥)を加工した臼でも、当方で保管した場合は縁が割れる事は無いです。
今後は上手に保管してやれば割れに対する修理は必要ないと思います。
材料乾燥というものは経年による自然乾燥が一番良いのです。
当店ではそれほど材料乾燥には自信を持っております。
保管についてはお問い合わせ時・ご購入時にお気軽にご納得いくまでお聞き下さい。

